Live Diaries (2) / ライブ日記(2)

Banetoriko had a live performance on Wednesday, May 21st.

The artists from Ohio had to cancel their tour. Then big names filled in the slots – the session by open-reel tape guru, Joseph Hammer, a sound and video artist Gil Kuno and the actor, Vincent Gallo. Also, Puce Mary from Denmark. LA’s new guitar noise artist, Kiran Arora.

Many, many people showed up to see Mr. Gallo. I got a little nervous with such a huge audiences I have never experienced.

The first performance was me, Banetoriko. A yokai of the night was “Funa-Yurei” (ghosts of ships). I played the requiem for their grudge and vengeful spirits of those who drawn into water. My voice and a little dance movement naturally came out of me. I felt it was very emotional set. I was very grateful with the warm applause after my performance.

The next up was Kiran Arora. His guitar-play was speeding block of noise from his whole body, engulfed with red strobe flash. His foot stumps the metal percussion accents the noise. Very powerful enough to cut through the space. It reminded me Japanese noise guitarists, like Keiji Haino.

Then Hammer/Kuno and Gallo. Joseph Hammer plays his open-reel tapes, creating warm sound collage, which blends into Kuno’s radio noise. Gallo lays his simple and withered guitar tone. Their sound was as if I were on a distant planet and hearing the aged noise and nostalgic sound waves from the earth.

The last was Puce Mary. Emitting existential solid noise, she agitates with her effected voice. Her gaze was piercing audiences. It made us to face her noise with the whole spirit. Uncompromising strict power-noise.

 

5月21日の水曜日に、ばねとりこのライブがありました。

オハイオからツアーで来るはずだった対バンのみなさんが、急遽キャンセルになり、そのスロットを埋めたのが、大物の方たちで、びっくり。 LAFMS等で大先輩のテープ演奏グルのジョセフ・ハマー氏、東京やLAでサウンド、ヴィジュアルアートでご活躍のギル・クノ氏、そして俳優のヴィンセント・ギャロ氏によるコラボ・セッション、そしてデンマークからはPUCE MARY、そしてギターノイズの新鋭、KIRAN ARORA。

ギャロさん目当てのお客さんも来られたせいか、今までに体験したことのないお客さんの多さに、緊張しました。

初めはわたくし、ばねとりこ。この夜の妖怪は「船幽霊」。水死者の怨念と鎮魂をこめて、演奏させていただきました。今回は声や、ちょっとしたダンス?振り付けも自然と出てきて、エモーショナルな演奏になったと思います。終了後の温かい拍手がとても嬉しかったのです。

次に登場したのが、KIRAN ARORA。赤いストロボ閃光に刻まれた身体から繰り出すギタープレイは加速された音塊。足でメタルパーカッションを時折アクセントに織り交ぜ、短いセットではあったもののそれは空間を切り裂くに十分なパワフルさ。灰野さんほか日本のギターノイズの方々を彷彿させるタイプで、あまりロサンゼルスではいない感じで、これからがすごく楽しみな人だと思いました。

その次がジョセフ・ハマー/ギル・クノ/ヴィンセント・ギャロ。セッションということのためなのか、観客に思い切り背を向けて座ってギターをつま弾くギャロ氏。そのギターはシンプルだけど情景が浮かぶような立ち枯れギター風景。クノさんはラジオを音源としたノイズ、そしてハマーさんはオープンリールテープレコーダーを使ったテープ演奏。何か幸せな感じな音でした。

トリはPUCE MARY。デンマークのインダストリアル/パワーエレクトロニクス。硬質な実存ノイズのなか、エフェクトが幾重にもかかった不明瞭なヴォイスでアジテーションする彼女の視線は、突き刺さんばかりに観客たちを見つめ、音に真剣に対峙する雰囲気につつまれました。

ライブ前の様子。


mata_live_before_show

 

ばねとりこ。ライブの写真がないので竹原春泉画伯の「舟幽霊」

funayuurei 船幽霊

 

PUCE MARYさんの勇姿。

puce_mary_mata

 

 

様々な個性をもったアーティストの夜で、とても楽しい一夜になりました。ギャロ氏のファンでノイズを聞いたことのない方もいらっしゃったことでしょう。少しでもわたしの音が届いたなら、感激です。

 

 

 

 

 

 

Banetoriko Live May 21, 2014 / ばねとりこライブのお知らせ

Banetoriko will perform at Mata gallery in Los Angeles, CA on May 21, 2014.

Line-up:

HAMMER KUNO WITH SPECIAL GUEST VINCENT GALLO
(LA; josephhammer.com, unsound.com, vincentgallo.com)

PUCE MARY
(Copenhagen; pucemary.blogspot.com)

BANETORIKO
(LA; Tamaki – banetoriko.net)

KIRAN ARORA
(LA; soundcloud.com/idiopathic-records)

 

10:00PM, May 21st, 2014

PERFORMANCES START PROMPTLY AT 10:30PM

$5 DONATION

For more info, please click here.

mata_may_21_2014

ロサンゼルスのノイズ (2) : ザ・ヘイターズ / Noise in L.A. The Haters

さて、ここで、大先輩のザ・ヘイターズの登場です。

昔はサンフランシスコ近辺ベイエリアが拠点だったそうですが、今はロサンゼルスで活動するザ・ヘイターズ。GX・ジュピター・ラーセンのこのプロジェクトもなんと来月35周年をもうすぐ迎えるようです。ザ・ヘイターズの名前を知ったのは確か、美川さんの書いたノイズの文章だったと思います。銀星倶楽部だったかな? そして昔、ザ・ヘイターズのライブを難波ベアーズで見たことがあります。そのときは覆面をして、ピックアッップのついたパンチで紙にひたすら穴を開け続けるノイズを演奏してくれました。不毛さが反復され、それが何とも豊穣な音塊となるさまは、先週見たライブでも健在、ただただ素晴らしいです。ええ音でした!

ビデオからでは逆光で判然としませんが、楽器はスーツケースにポンプで空気を送り込む構造になっていてました。吸い込まれるです。この貫禄。大尊敬です。

GX・ジュピター・ラーセン氏に初期の音はどんなだったのと尋ねたところ、最初のアルバム、”In the Shade of Fire”のリマスターCDをいただきました。聴いてみますとやはり現在まで続く初期衝動がそこにありました。

何十年もノイズを続けておられ、素晴らしい音を紡ぎつづける方々たち。そしてそれを見て育つ若手がもっともっと出てくれば、もっともっと楽しくなるのです!

 

 

ロサンゼルスのノイズ(1)LAFMS: Airway

先月、LAFMSのコンサートに行ってきました。

ロサンゼルスのノイズと言えば、約40年以上に渡って活動をつづけるノイズ・即興集団LAFMS。わたしはあんまり詳しくないのですが、先輩方の演奏をライブ体験できるとあって、すごく楽しみでした。JOJO広重さんもブログで書かれていましたが、日本のノイズ奏者の方々の音源も使うとのことで、ワクワクしておりました。

会場はMOCA。ロサンゼルス現代美術館の前庭で行われました。小雨模様で寒かった!風邪から治ったとこなのに。

最初に登場したのはJohn WieseとTed Byrnesによるデュオ。Byrnes氏の躍動感あふれる流麗なドラムにWiese氏のラップトップのノイズが絡む。その次がExtended Organ。振り絞られる叫び声とノイズ。

そしていよいよAIRWAY。一体何人の奏者がいたのでしょう。全員集合によるただただ圧巻の即興宇宙。うねる女性奇声コーラスに始まり、渦巻く音のジャングル。からみつくサックスに電子音ベース。時折テープ操作でカットアップされたポップスがループ。

すごく素晴らしいひとときでした。確かに時折日本勢から提供された音源かなと思われる電子音が聞こえますが、見事に溶け合っていてよく分かりませんでした。

 

 

 

Live Diaries / ライブ日記

Here’s the video from Banetoriko’s live at Mata Gallery, Los Angeles on February 10.

I desaturated the video to black and white. It enhances creepiness!

Thanks to Pulsating Cyst, for putting up the videos (3 parts) in color HD version!

I am very pleased my performance went well. The yokai appeared that night were Nekomata, Noderabo, Akashita and Banetoriko.

One of the audience came up to me after the show and told me how my noise reminded him his nightmare in his childhood.

Other audience told me my noise made him imagine about ghosts.

I felt my yokai noise touched American audience. I am very grateful.

 

ばねとりこソロライブやってきますた!上のビデオをご覧ください。妖気が増す気がしたので白黒にしました。ビデオの中程で奇妙な顔が映り込んでいる、さては心霊か!と思ったらどなたかのTシャツでした。

その夜に奏でた妖怪は猫また、野寺坊、赤舌、そして発条鳥子です。カラー版もご覧ください。

とても嬉しかったのは、演奏後、お客さんが「聴いていて子供の頃見た悪い夢を思い出した」と話してくれ、他のお客さんは「幽霊が頭に浮かんできた」と言ってくれたことです。妖怪ノイズが海を越えて届いて、胸熱。

わたしの後につづいたのはPulsating Cyst。ジューシーでつややか、切れ味あるノイズをビデオノイズとともに切り裂いて、電脳ヘルメットそして最後にはイカ怪人になって襲ってきました。

トリはロンドンから参戦のRyan Jordan。ストロボの閃光に同期してノイズ爆弾を投下。場内はフォグとインセンスの煙に、乳白の光と漆黒の闇に包まれました。眩しさはピカチュウなみ、煙は火事なみになって、眩しいのと煙たいのが苦手な私は場外に避難しました。やばかったです。以下が彼らのビデオ。

My set followed by Pulsating Cyst, he played juicy and warm but sharp pulse, with glitchy video noise. And Squidman invaded. Then Ryan Jordan played using strobe lights synchronizes noise bomb. Too intense for me!!

Pulsating Cyst:

 

ロサンゼルスのノイズシーンはもちろん日本に比べると小さいのでしょうが、面白い人たちがたくさん出てきてると思います。LAノイズルネッサンスが来そうですよ! 日本のみなさんもロサンゼルスにご立寄の際はぜひ!

 

Ryan Jordan: